ゴールデンウイークは出かけても家にいても、量でも回数でも食がすすみがち。とくに近年は、全国各地で「食フェス」や、飲食店での食べ放題企画などが増え、行楽地のイベントでも数々の出店が目から耳から食欲をそそる。
連休中にありがちな、数日間連続の食べ過ぎは代謝の悪化を招いたりするのでご用心。また、食べ物系のフェスやイベントなどでは食中毒にも注意が必要だ。
食べ過ぎると、明けにそのツケ
インターネットでGWのイベントを検索すると、藤まつりやつつじ祭りにまじって、肉フェスやラム肉フェス、ラーメンフェスなどが続々並ぶ。「5月1日から期間限定で3種類の肉料理が食べ放題」「1日20人限定0円で『唐揚げ食べ放題』」「大粒いくら1000円で食べ放題」など、飲食店の食べ放題も多彩だ。
こうしたイベントに出かけずに自宅にいても、テレビを見ながら、読書をしながら、スナックなどをつまむ時間が増え、知らないうちに食べる量は増えてしまいがちだ。
オーストラリアで健康情報を提供しているウェブサイト、オプティマム・ヘルス・ソリューションズに14年12月に掲載された「クリスマスの食べ過ぎは運動で解消」という記事によれば、消費するカロリー以上に摂取すれば肥満につながる。食べ過ぎが2~3日続けば、エネルギー代謝は悪くなるというから注意が必要だ。
同記事では、国際生理学会の機関誌に発表された研究結果を引用し、ウォーキングなどを続ければ、食べ過ぎによる弊害をある程度解消できると述べている。もし食べ過ぎたと感じたら、連休明けから歩くことに努めるのが賢明のよう。