山手線のホームに、大量の「人糞」が散乱している――。2017年5月1日未明、JR渋谷駅の利用客から、こんな「悲鳴」のような投稿がツイッター上にこだました。
汚物が散乱していたのは山手線外回りホーム。現場を目撃した利用客の一人はJ-CASTニュースの取材に、汚物は「50~60メートルほど」の範囲に広がっていたと説明。「正直、一人の量ではないと思います」と振り返った。
「人糞のようなものが点々と 道を・・・」
JR渋谷駅の利用客から「人糞が散乱している」との報告が上がり始めたのは、5月1日0時20分頃。日曜日の深夜で、山手線の終電も近い時間帯だったこともあり、目撃者の数はそれほど多くなかったようだが、ツイッターには、
「渋谷駅の山手線ホームうんこ30個くらい落ちてるんだけど」
「渋谷駅に脱糞が散らばってる」
「山手線の渋谷駅のホームう○こまみれで警備が厳戒態勢で何事なんだ」
といった報告が同時多発的に上がっている。
目撃者の一人は現場の写真をツイッターに投稿しており、それを見ると、ホーム上に人糞のようなものが縦長に点々と散らばっている様子が分かる。また、汚物の近くには複数の警備員が立っていて、利用客が近づかないように両手を大きく広げて注意喚起していた。
実際のところ、現場周辺の様子はどうだったのか。現場を目撃したツイッターユーザーの一人は17年5月1日のJ-CASTニュースの取材に対し、
「車両の1車両目あたりから6車両目あたりまで約5、60メートルにわたって茶色の足跡と、人糞のようなものが点々と 道を作っていました」
と話す。構内には「足元にお気をつけ下さい」とのアナウンスが流れていたほか、駅員も同様に注意を呼びかけていたという。
「正直、一人の量ではないと思いました」
また、この目撃者は、かなり広範囲にわたって汚物が散らばっていたことから、
「正直、一人の量ではないと思いました」
とも振り返る。つまりは、誰かがうっかり粗相をしてしまったというよりも、何者かの手による「嫌がらせ」の可能性が高いと感じたということだ。
ただ一方で、少なくとも10人以上の目撃者がいるにもかかわらず、JR東日本東京支社の広報課は5月1日のJ-CASTニュースの取材に、
「そのような件について、こちらでは把握はしていない」
と回答。また、JR東日本の関係者は、
「正直な話、よくあることではあるので、わざわざ記録を取っているわけではありません。改めて確認が取れないのはそのためです。ただ、そうした汚物を見かけた際は、しっかりと清掃をしています」
と話した。