Jリーグトラブル今度は徳島 ボールボーイに乱暴したワケ

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   サッカーJ2・徳島ヴォルティスのDF馬渡和彰(25)が、試合中にボールボーイに乱暴をはたらき、レッドカードで一発退場になった。試合後には、別のボールボーイに対して徳島サポーターが液体をかける事態も起きた。徳島は公式サイトでこれら2件について謝罪文を掲載した。

   トラブルの瞬間、スタジアムは騒然となっていた。その時、何が起きていたのか。なぜボールボーイに乱暴したのか。

  • 徳島ヴォルティスが謝罪文を発表した(画像はクラブ公式サイト。編集部で一部加工)
    徳島ヴォルティスが謝罪文を発表した(画像はクラブ公式サイト。編集部で一部加工)
  • 徳島ヴォルティスが謝罪文を発表した(画像はクラブ公式サイト。編集部で一部加工)

ボールボーイは対戦相手のユースチームに所属

   J2第10節、徳島ヴォルティス対ジェフユナイテッド千葉戦が2017年4月29日にジェフのホーム(フクダ電子アリーナ)で行われ、0対0の前半14分に「事件」が起きた。

   徳島陣地から左サイド深くのスペースに放り込まれたロングボールに馬渡が反応したが、同時に千葉のGK佐藤優也もペナルティエリア外に飛び出していた。両者は交錯しながらも先に佐藤が触れ、タッチラインにボールを蹴り出したように見えた。ゴールマウスがガラ空きになったため、すぐに再開すればゴールになると思ったのだろうか、馬渡はボールボーイに近寄りながらボールを要求した。だが、馬渡の望むタイミングでは渡されなかった。そのため馬渡は投げ渡されたボールをボールボーイに弾き返し、さらに肩を突き飛ばした。馬渡にはすぐにレッドカードが提示され、10人になった徳島は前半23分と後半アディショナルタイムに失点。0対2で敗れた。

   騒動はピッチ外でもあった。試合終了後、徳島のサポーターが別のボールボーイに対し、アルコールとみられる液体を応援スタンドからかける行為が確認されていた。ボールボーイはジェフ千葉のジュニアユースに所属する中学生が務めている。

   徳島は翌30日、公式サイトで「クラブとして、2つの事象に対して、多くの皆様にご迷惑をおかけし、不快な思いをさせましたことを深くお詫び申し上げます。当該行為を受けたジェフユナイテッド千葉のボールパーソンの皆様、ジェフユナイテッド千葉の関係者の皆様、ファン・サポーターの皆様、本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。馬渡自身も「私が引き起こした行動は、いかなる状況であれこのような行動が認められるわけがなく、あってはいけない行為だったと深く反省しております」などとコメントし、岸田一宏・代表取締役社長も関係者への謝罪とともに「早急に処分内容などの決定をおこない、今後の対応等につきまして、あらためて皆様にご報告させていただきます」と今後の方針を書いている。

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