高知「日本酒一升」イッキ飲み大会 「伝統」と「危険」の賛否両論

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会場に医師と看護師が待機

   実際のところ、過去に事故は起きなかったのか。大会を運営する商工会の担当者は取材に、

「体調が悪くなった参加者が出て、救急車を呼んだことはありました。ただ、人が亡くなったという話は聞いたことがありません」

と話す。続けて、会場には医師と看護師を待機させているとして、「何かあった際には、すぐに対応できるようにしている」とも説明した。

   さらに担当者は、参加者にはイッキ飲みの挑戦前に医師の問診を受けてもらっているとして、

「安全には配慮をしていますし、参加者にもある程度の危険があることを理解してもらった上で挑戦してもらっています」

とも話した。

   大会は今年で60回を迎えることもあり、地元では多くの人から「これからも続けて欲しい」と存続を望む声が目立つという。一方で、県外からは「危ないから止めるべきだ」との意見も寄せられているそうだ。

   こうした賛否両論の意見が出ていることを踏まえた上で、担当者は取材に、

「色々な意見があることは承知しています。ですが、これからも安全管理を徹底して、大会は続けて行きたいと考えています」

と話していた。

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