各メーカーは自販機ビジネスを重視
一方、健康志向の高まりに着目したサービスを展開しているのは、サントリー食品インターナショナル。2016年10月から、オフィス向けサービス「GREEN+(グリーンプラス)」を始めた。スマホの歩数計機能と連動し、目標歩数を達成すれば特定保健用食品(トクホ)の商品と交換できるポイントが付与される内容だ。
各社が次々とこうしたサービスを強化している理由は、自販機はスーパーやコンビニなど小売店での販売に比べて利幅が大きいためだ。清涼飲料はスーパーやドラッグストアなどで特売品として売られることが多いが、自販機は商品を基本的に定価販売で、かつ人手も必要ない。また、設置場所に応じて商品の売れ行きを分析し、次の商品開発に役立てることもできるというメリットもある。
そのため、各メーカーは自販機ビジネスを重視、サービス対応機を増やすなどしてテコ入れを図る考えだ。