「聞いたことがない」
この投稿内容に、医学的なエビデンスはあるのだろうか。
微生物検査の受託事業を行う民間企業の担当者は、J-CASTニュースの取材に対し、
「これまで手荒れと常在菌の関係について、調査したり、該当する文献はみたことがないです」
とし、
「食器用洗剤で、皮膚の表面についた皮脂などは落ちますが、風呂上りなどで体温が上昇している時を除き、普段は毛根の奥にある常在菌がなくなるということは考えづらいです」
と話す。
「皮膚同士の接触で手荒れが治ったり、防げるということについては、仮に移せたとしても、それによって手荒れが緩和するというのは聞いたことが無いです。むしろ、顔や首などにむやみやたらと触ることで、害のある外来菌が移る可能性もあります」
とも指摘した。