ヤフー前社長の井上雅博氏が交通事故死  「日本のネット発展に貢献」と惜しむ声

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   ヤフー前社長の井上雅博氏が2017年4月26日(日本時間)に米カリフォルニア州で交通事故のため死去した。60歳だった。同社が29日朝、公式サイトで発表した。

   ソフトバンクと米Yahoo!が1996年1月、合弁でヤフー日本法人を設立した際の創業メンバー。同年7月には社長に就任し、インターネットの急速な普及に合わせてヤフーを日本最大級のネット企業へと成長させた。

  • 井上雅博氏の訃報を伝えたヤフーの発表
    井上雅博氏の訃報を伝えたヤフーの発表
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「退任」当時はさまざまな憶測が流れた

   井上氏は1987年にソフトバンクに入社。同社の孫正義社長の側近として、ヤフー日本法人の創設に関わった。96年7月にはヤフーの代表取締役社長に就任し、以降2012年に退任するまで16期連続で増収増益を実現。96年4月開設の「Yahoo!JAPAN」を国内最大のポータルサイトに成長させた。

   だが2012年、ヤフーの社長と最高経営責任者(CEO)を退任。同時に、2001年から務めていたソフトバンクの取締役からも退いた。

   経営が好調な中での退任をめぐっては、当時さまざまな憶測が流れた。J-CASTニュースが12年3月2日に報じた記事では、ITジャーナリストの井上トシユキさんの話として、孫社長との「微妙な距離感」が退任の一因となったのではないか、との可能性を指摘していた。

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