発症時は感染を広げない工夫を
万が一感染してしまった場合はどうすべきだろうか。海外から帰国後に発熱がある場合、医療機関を受診すべきだが、この際あらかじめ電話で医療機関に海外旅行から帰国後に発熱している可能性を伝えるのが望ましい。さらに医療機関の指示に従い、公共交通機関の利用を避けて自家用車やタクシーなどで移動するのがいいだろう。
昨年8月、各地で麻しんが流行した際に厚労省からも注意が出されているが、麻しんは発症する1~2日前から熱が引いても3日間程度は他人に感染させてしまう可能性がある。すれ違っただけでも感染させると言われるほどの感染力であり、この間に電車などで不特定多数の者に接触すると、次々に感染者を増やしかねないのだ。
自分が感染源とならないためにも、ワクチン接種履歴を確認し、ワクチン未接種、1回のみ、麻しんにかかったことがないなどの場合は必ず接種しておきたい。