飼育員の間でも話題に
実際、パネル設置後のグレープの様子はどうなのだろうか。東武動物公園の広報担当者は17年4月28日のJ-CASTニュースの取材に、
「やはり皆さんが呟かれている通り、パネルに近づいてじっと見ていることが多いですね。昨日(27日)の日中も、ずっとパネルの側にいましたよ。飼育員の間でも話題になっていて、『今日もまたパネルの前にいる』『いつまでいるんだろ』などとよく話しています」
と話す。他のペンギンもパネルが気になる様子ではあるというが、「何日間もずっと見続けているのは、グレープだけですね」という。
パネルを見続けている理由については、広報担当者も「これは何だろうと不思議に思っているのか、それとも仲間だと思っているのか...」と不思議そうな様子。そこでJ-CASTニュース記者が、ネット上で「フルルというキャラに恋をしているのでは?」と話題になっていることを伝えると、
「どうなんでしょうね(笑い)。全くないとも言い切れないですし、かといって『そうです』とも断言できないですし...。個人的には、そういうことがあっても面白いかな、とは思います」
と話していた。
ちなみに、ネット上では27日頃から、グレープとパネルが網で区切られた様子の写真が拡散し、「ご飯の時間になってもパネルを見続けていて動かないため、引き離されたのではないか」との憶測が盛り上がっている。ただ、この点について広報担当者は、
「グレープはお爺ちゃんなので、閉園後はプールに落ちないように網の柵の中に入って貰っています。おそらくその写真は、閉園時間が過ぎた後にお客様が撮られたものだと思います」
としていた。