見るたびにイラッ! SNS「間接自慢」なぜやめられないのか

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なぜ「直接自慢」投稿しないのか

「まず、こういうことをする人たちは、『自分大好き』な人たちです。人に見せることで自分を見ている、自分に酔いしれると言っていいでしょう。相手からどう見られるかと、写真を投稿した心地よさを天秤にかけたとき、心地よさの方が勝ってしまうため、投稿し続けるのです」

   また、特に男性は「尊敬してねアピール」も入ってくるという。ブランドアイテムや住んでいる場所などをさりげなく写し込むことで、尊敬して欲しいという心理が働くという。

   ただ、こういった自分への肯定や自己確認は、人間にとって必要なことで、多少あってもいいのだが、杉山氏は「SNSが普及してから、度が過ぎているなとは思う」と話す。

   では、どうして彼らは「直接自慢」投稿しないのだろうか。

「ソーシャル文化特有のあからさまに目立ちたくない、という心理もあるでしょう。もうひとつは『たいしたことないよアピール』です。あえてそれに触れないことで、自分にとって高級バッグや外車はたいしたことないんだ、ということを伝えている。あくまで日常であることを見せ、自分をさらに上に見せたいという心理です」

   SNSが普及する前は、自己主張が強いロゴのブランドをさらに目立たせて着ていた人もいた。杉山氏は、「時代が変わり今はソーシャルが舞台になったのでしょう」と、分析している。

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