ミニットマン、6400キロ以上飛行して目標に落下
米国側も備えを進めている。米空軍は4月26日、ミサイルやロケットの発射拠点として知られるヴァンデンバーグ空軍基地(カリフォルニア州)で大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ミニットマン3」の発射実験を行ったと発表した。ミニットマン3は戦略核の運搬手段として知られるが、今回の実験は爆弾を搭載しない状態で行われた。米メディアによると、4000マイル(6400キロ)以上飛行し、太平洋のマーシャル諸島クェゼリン環礁の目標に落下したという。発表では、北朝鮮を名指しこそしていないものの、
「今回の実験で米国の核抑止力を示した」
「戦闘に対応可能な核システムの有効性と即応性を検証する上で、今回のような発射実験は不可欠だ。そういった意味で、今回の実験が成功したことは非常に重要」
と実験の意義を強調し、北朝鮮を強くけん制した。