「すでに大手にノーを言われているものを」...
これに加えて、一度大手が「意見不表明」したものに安易に「適正意見」をつければ監査法人としての信頼性が問われかねない、という問題もある。一方で、後任の監査法人が引き続き「意見不表明」すれば、上場廃止へ「まっしぐら」。東芝としては、ジレンマに悩まされることになりそうだ。
「すでに大手にノーを言われているものを、他の会社がイエスというのが現実的にあるとすれば、それは何なのか。どの監査法人も、やっていることは同じはず。同じ会社を見て結論が違うのはおかしい、となるはずだが、(東芝からすれば)ノーだと困るはず」(小田切さん)
東芝の広報・IR部では27日、J-CASTニュースの取材に対し、
「さまざまな選択肢を検討していますが、決まっていることはありません」
とコメントした。