「有罪」高樹沙耶の会見に唖然 「罪の意識ある...?」の声

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   沖縄県石垣島の自宅に大麻を隠し持っていたとして、大麻取締法違反(所持)の罪に問われた元女優の高樹沙耶(本名・益戸育江)被告に対し、那覇地裁(潮海二郎裁判長)は2017年4月27日、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡した。

   判決後に本人が開いた会見では、「全てを失うことになって...」などと涙ぐみながらに語った。だが、会見後半の質疑応答では、医療目的での大麻使用を否定する記者からの質問に、どこか納得がいかない様子で「反論」する場面もあった。

  •  高樹被告は「医療大麻」解禁を掲げ参院選にも立候補していた(2016年7月撮影)
    高樹被告は「医療大麻」解禁を掲げ参院選にも立候補していた(2016年7月撮影)
  •  高樹被告は「医療大麻」解禁を掲げ参院選にも立候補していた(2016年7月撮影)

「決してふざけた気持ちで大麻草に向き合ってきたわけでは...」

   那覇地裁の近くにある公園で行われた判決後の会見で開口一番、

「この度の事件に関しまして、私は逮捕されたことをありがたく思っております」

とコメント。16年10月25日の逮捕以来、半年近く拘留されていたことについては、「私の人生を振り返る時間をいただきましたこと、まことに感謝しております」と話した。

   さらに、自身が医療大麻の合法化を訴え始めたことについて、

「私は大麻草の法改正を皆様にお伝えしてから、大麻女優とかいろいろ言われまして、非常に困難な道をこの5、6年の間歩んでまいりました」

と振り返った。16年夏の参院選に「医療大麻解禁」を掲げて新党改革から立候補したことにも触れ、

「世界で医療大麻が合法化されているということで、ぜひわが国でも病に苦しむ人たちのために使えないかとがんばってみましたが、結果は皆様もご存じの通りでした」

と話した。

   このように、医療大麻に関する自身の活動について述べた上で、

「一つ皆様に理解していただきたいのは、決してふざけた気持ちで大麻草に向き合ってきたわけではなく、本当に医療で困っている方のために使うことができたら、という思いで頑張ってまいりました。それだけは信じていただきたいと思います」

と、時おり涙ぐみながら語った。その上で、今後の予定について「信頼を取り戻すために毎日精進してまいりたいと思います」とした上で、「どうもお騒がせしましたことを、ここでおわびをしたいと思います」と頭を下げた。

「全然反省してない」

   その後の質疑応答では、取材陣から「なぜ医療用大麻を使用したのか」といった趣旨の質問が飛んだ。これに対しては、

「私も年齢がきていますので更年期障害とか、親不知の抜歯の後の痛みとか、そういうもので...、それを使用するということをいたしました」

と返答。この回答を受けた記者の一人が、「親不知の痛みを緩和するために大麻を使うというのは、あまりピンとこないのですが」と尋ねると、

「これは、まだ日本の中では麻薬といわれておりますが......」

と反論。続けて、「そうした専門的な話は後日別の機会でお願いします」と話した。

   その後、会見終了間際には、取材陣からは「芸能活動に復帰する予定はあるか」などの質問が飛んだが、これには答えず、そのまま会見の場を去って行った。

   こうした会見の模様は27日昼放送の各局ワイドショーで伝えられ、インターネット上でも大きな反響を呼ぶことになった。ツイッターには、会見中に自身の「主張」を口にしていたことについて、

「罪の意識ある...?」
「全然反省してないじゃん」
「この期に及んで医療大麻云々言うとは...反省してないだろうね」

などと批判的な投稿が相次いでいる。

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