かばいたい足とは逆の手で持つ
持ち方はどうだろうか。まず、筋力が低下している足とは逆の手で杖を持つ。左足をかばいたいなら右手で持つわけだ。そして、ステッキの曲がりの上部に手を置き、支柱に指を添える。同社のステッキの場合、曲がりの部分が皮のカバーでおおわれており、意匠として取り付けられているボタンを指差す様に持てばよい。
歩く際は、杖を前に出し、次に杖を持っていないほうの足、最後に杖を持っているほうの足の順番で歩いていく。
「持ち方や歩き方も、福祉用具の講習会などで基本的な使い方とし説明されるものです。ただし、使う方によって調整が必要な部分もあるので、細かな使い方は相談会などで福祉用具専門相談員のアドバイスを受けることをおすすめします」(奥村氏)