北朝鮮・朝鮮人民軍の創建記念日にあたる2017年4月25日、韓国・釜山港にアメリカ海軍の原子力潜水艦「ミシガン」が入港した。
核実験の可能性をめぐり、緊張感高まるニュースが流れると、滋賀県民を中心とした関西出身者からツイッターで続々と驚きの声が上がった。一体なにがあったのか。
どちらも就航35年
「原子力だったのか」
「どうやって琵琶湖を出たんだ...」
「湖底に秘密のトンネルでもあるのか?」
ツイッターユーザーたちが話題にしているのは、琵琶湖汽船(滋賀県)の遊覧船「ミシガン」だ。アメリカの原潜と同名で、こちらは大津港を拠点にする外輪船で、琵琶湖の南側をクルーズしている。米ミシガン州が、滋賀県の友好姉妹都市であることから名づけられた。
一方の原子力潜水艦「ミシガン」も、ミシガン州にちなんで命名された。巡航ミサイル「トマホーク」を150発以上搭載可能とされる、世界最大級の原潜だ。奇しくも、どちらの「ミシガン」も1982年に就航(就役)していて、今年35周年を迎える。
一瞬勘違いしたツイッターユーザーからは、
「ミシガンって琵琶湖にある観光の船というイメージが...」
「ミシガンていわれると琵琶湖のアレしか思い浮かばない関西人」
「ミシガンが釜山にというニュースを見て、『どうやって琵琶湖を出たんだ...』と思ったら全然違う話だった」
といった反応も出た。
また、関連して、「米原潜」を滋賀県の主要都市である、米原(まいばら)と見間違えたとの反応も出ている。これと似たような事は15年11月、東芝の子会社、米ウエスチングハウスの巨額減損が報じられた際にも起きていた。この際にはツイッターで「#米原発赤字」のハッシュタグが拡散され、「米原始発の電車が赤字」だと勘違いするユーザーが続出している。