『チケットぴあ』では「同様の問題が発生していないことを確認」
ぴあ社といえば大手プレーガイド「チケットぴあ」を運営していることで有名。ツイッターでは今回のトラブル発表を受けて「チケットぴあプレミアムでカード入ってるけど大丈夫やろか...」「チケットぴあで情報流出か」といった投稿があふれている。しかし、発表では以下のように説明がある。
「対象となるサーバーは、B.LEAGUE チケットサイト、及びファンクラブ受付サイト専用に外部に構築されたものに限定されており、『チケットぴあ』をはじめとするその他の当社サービスにつきまして、同様の問題が発生していないことは確認されております」
この点、J-CASTニュースが4月25日にぴあ社に取材したところ、広報担当者は「チケットぴあでは今回と同様の個人情報流出は起こり得ません」と強調した。
というのも、今回の流出の直接の原因は、Bリーグの両サイトで使われていた、ウェブシステム構築のためのアプリケーションフレームワーク「Apache Struts(アパッチ・ストラッツ)2」の脆弱性にあると広報担当者は説明した。
「『チケットぴあ』と今回のBリーグサイトはシステムが異なり、『チケットぴあ』では、『アパッチ・ストラッツ2』は使用しておりません。また、『チケットぴあ』でもセキュリティ対策の強化を進めています。利用者の皆さまには混同が生じないように伝わっていただければと思っております」
トラブルを受け、公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグも公式サイトで謝罪文を発表。大河正明チェアマンは「このたびは、大切なお客様の個人情報の取り扱いにおいてこのような事態となり、多大なるご迷惑、およびご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません。深くお詫び申し上げます。今回の事態を重大かつ厳粛に受け止め、お客様への適切な対応と、安心してご利用いただけるよう再発防止策を実行し、全力で信頼回復に取り組んでまいります」とコメントしている。