メルカリ「監視を強化して対応」
実際のところ、交通系ICカードにチャージされたポイントを現金化することは簡単だ。「Suica」を発行するJR東日本の広報担当者によれば、
「Suicaに入金されたポイントは、みどりの窓口で現金での払い戻しが可能です。その際は、手数料として220円を払い戻し額から差し引かせて頂いています」
という。
現金チャージ済みの交通系ICカードの出品が相次いでいることについて、「メルカリ」の広報担当者は取材に対し、
「チャージ済の交通系ICカードの出品も把握しております。すでに監視を開始しており、順次削除して参ります。当社では以前よりマネーロンダリングに繋がるおそれのある取引を禁止していますが、今後も監視を強化して対応に当たって参ります」
とコメントした。
なお、現金をチャージした交通系ICカードが出品されているのは「メルカリ」だけではない。4月24日にコレクション目的以外での現金の取引を原則禁止する措置を取ったオークションサイト「ヤフオク!」でも、入金されたポイント以上の価格でICカードが出品されるケースが出ている。
「ヤフオク!」を運営するヤフーの広報担当者は取材に、「社内で対策を検討している」と話した。