山田哲人、中田翔、筒香嘉智...。
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で主軸を打ったバッターが人が変わったように打てない。「WBC後遺症」の声も出始めた。
山田哲人、中田翔、筒香嘉智...
山田(ヤクルト)=2割2分4厘、本塁打2
中田(日本ハム)=1割7分6厘、本塁打なし
筒香(DeNA)=2割4分3厘、本塁打なし
2017年4月23日が終わった時点での成績である。ヤクルトは19試合、日本ハムとDeNAは20試合を消化したが、だれも予測しなかった不振にあえいでいる。
2016年の3人は活躍した。山田は2年連続トリプルスリー(打率3割、本塁打30、盗塁30)を達成。中田が打点王でチームの日本一に貢献すれば、筒香は本塁打王、打点王、長打率1位などと大ブレークした。
それがたたって、3チームとも勝率5割に届かない。ひどいのは日本ハムで、6連敗と8連敗中(23日まで)のどん底状態。16年の日本チャンピオンの驚くような変わりようである。
このほか、ソフトバンクの松田宣浩も1割9分2厘、本塁打なし。WBCの第1戦先発をまかされたロッテの石川歩(16年の防御率1位)は、勝ち星なしの3連敗で、ローテーションから外される有様。