「栗山監督には迷い、焦りがあるのか」 中畑氏、大谷復帰めぐり不満露わ

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「名将・栗山監督は本来ああいうことを言わない人」

   栗山監督自身が容認した「17年シーズン末以降の大リーグ挑戦」を見越し、大谷自身の決断を尊重しているという前向きな発言と捉えられなくもないが、中畑氏は栗山監督の発言の「ちぐはぐさ」を指摘している。

「実戦復帰させて1、2試合ちゃんと結果を出させてから、どうしようかと判断するのが手順なんだよね。それを今『投手から復帰させるかもしれない』と言って、さらにそのプランを言った後で『本人に任せます』。名将・栗山監督は本来ああいうことを言わない人なんだよ。だから、ちょっと迷いが生じてるのかな」

   中畑氏は、「野球ファンには早く大谷を試合で見せたい」ことと、「チームとしては盤石の状態で復帰させないといけない」という気持ちが、迷いにつながっていると分析。その上で「栗山監督には声を大にして言いたい。『ちゃんと確認してくれ』と。一番大事なのは本人のけがだ」と注文した。

   番組の中で示された大谷の患部である左太もも裏を捉えた写真には、こぶし大のあざが浮き上がっていた。番組で船橋整形外科病院の土屋明弘・副院長は「出血がひどく大きい。皮下まで出血が来たとなると、かなり広範囲で大きな断裂が起きている。決して軽傷ではない」と話す。その原因は、先に負った右足首ねん挫をかばって「右足でうまく蹴りきれないから、左足で頑張ってしまったのではないか。そこに今まで以上の負荷がかかり、いろいろな故障を起こす原因になっている」とみている。

   中畑氏は今回だけでなく、大谷離脱直後の4月9日放送「サンデーモーニング」(TBS系)に出演した際も、栗山監督に対して「喝」を見舞った上で「彼(大谷)の将来性を考えたら、治療に専念させるなりして完治させてほしい」と苦言を呈していた。

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