フランス大統領選挙の第1回投票が2017年4月23日(現地時間)に行われ、即日開票された。現地メディアによると、中道系無所属のエマニュエル・マクロン前経済相と極右政党・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首が5月7日に行われる決選投票に進出することが確実になり、これまでフランス政権を担ってきた社会党と共和党の2大政党の候補がともに決戦に進めない事態となった。
今回の大統領選で主な争点になっているのは、欧州連合(EU)からの離脱や移民問題など。マクロン氏は親EUで移民受け入れに寛容な姿勢を示している一方で、ルペン氏はEU離脱や移民の規制を訴えており、主張の対立する2人が決選投票に臨む。