消臭、脱臭が行き届いた現代は「無臭社会」ともいわれている。気温が上がる季節を控えて、とくに多汗な男性はすでに、スメハラ(スメルハラスメント)の疑いをかけられぬよう努めているとか。
社会の無臭化の波は、子どもたちにも及んでいるようで、新学期を控えて行われた「小学生女子の臭いに関する調査」によると、新6年生の約3割が「自分の臭いが気になる」と回答した。
臭い対策に「制汗剤」も
調査は、カジュアル衣料品店をチェーン展開するユニクロが2017年3月に、新4年生、新5年生、新6年生それぞれ100人ずつ、計300人を対象に実施した。
「自分の臭いが気になるか?」という問いに、新6年生では、28%で「気になる」と回答。この割合は学年が上がると増える傾向にあるという。
「友達の臭い」についても同じ傾向だった。新6年生で24%、新5年生20%、新4年生では15%が「友達の臭いについて気になることがある」と答えた。ユニクロでは「修学旅行や林間学校などの行事があることから、自分だけでなく友達の変化に関心が高まることが考えられる」としている。
自分の「臭い対策」として最も多かったのは「お風呂に入ってしっかり洗うこと」。新4年生、新5年生で制汗剤を使用するという回答が目立ったという。