働くママが悩む「子どもの食」解決法 発想の転換と「外の力」を借りよう

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週に1度の「お助け施設」子ども食堂を活用しよう

   番組では、「1人で悩まず、外の力を借りる」例として、「子ども食堂」を紹介した。「子ども食堂」は子どもの貧困対策としてNPOなどが寄付を募って安く食事を提供する施設だが、最近は働く母親の子育て支援にまで広がっている。全国で約400施設がある。番組が訪れたのは東京都品川区にある「北品川クロモン食堂」。カフェが週に1回、「子ども食堂」に変わる。高校生以下は1食300円、大人は500円という安さだ。

   この日のメニューは、玄米の炊き込みご飯に豚肉のショウガ焼き、野菜のチーズ巻き、スパゲティーナポリタン、卵焼きなど。おかわり自由だ。2階の座敷と1階の店内で、総勢64人の子どもと母親がワイワイにぎやかに食事をとっている。親子連れ大歓迎なのだ。小さな子が「おやつ」の魚の骨せんべいをポリポリかんでいる。母親たちの話を聞いた。

母親A「魚の骨をカリカリに揚げるなんてことは、うちでは絶対しません。ここに来てから何でも食べてくれるようになりました」
母親B「週に1度ですが、ホッとします。家に帰ってお風呂にいれるだけでいいですから、とても楽です。食器を洗わなくてすむなんて天国です」

   たった1人で「クロモン食堂」を切り盛りしている薄葉聖子さんが言った。

「自分の子どもがおいしそうに食べるのを見ているお母さんの表情が好きで、食堂を始めました。働いているお母さんは、週に1回くらい怠けていいと思うのですよ」
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