「美肌」の決め手「キメ」の取り戻し方 美容外来の女医が教える12のスキンケア

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高価な保湿剤を少量より「お手頃価格」をたっぷり使う

   そんなにおカネをかけられないという人は、日頃のスキンケアで肌のキメを整えて毛穴を目立たなくさせることができるそうだ。山本教授は、モデルに実践してもらいながら、スキンケアの12のポイントを紹介した。肌にキメが戻れば、しみやくすみの改善効果も期待できる。

   (1)固形石けんを使う。クリームやリキッドタイプは油分をたくさん含んでいるので、しっかり汚れが落ちない。

   (2)テニスボール1個分のクリーミーな泡を作る。泡立てネットは必須だ。

   (3)その泡で肌に直接ふれないくらいやさしく洗う。

   (4)すすぐ時は35度くらいのぬるま湯を使う。お風呂のお湯を使ったりして温度が高すぎると、皮膚の水分が蒸発し、保湿成分が流出する。

   (5)拭く時は軽く抑える程度。

   (6)まずは化粧水から。化粧水は手のひらと指の腹を使い、のばす。

   (7)乳液とクリームなど材質の異なる保湿剤を重ねて使う。重ねづけした方がより保湿効果があがる。

   (8)乳液の使用量は1円硬貨2枚の広さが目安。

   (9)クリームの使用量は1円硬貨1枚の広さが目安

   (10)乳液、クリームともに高価な製品をチョビッと使うより、自分に合ったお手頃価格のものをたっぷり使う。

   (11)ぬり終ったあとの見た目は、テカテカして、ティッシュペーパーが貼りつくくらいがよい。

   (12)保湿剤は洗顔後10分以内に塗る。

   山本教授は、最後にこうつけ加えた。

「顔全体に塗るのに抵抗がある人は、まず乾燥しやすい目元や口元だけはしっかり塗るところから始めるといいです。また、ニキビが出やすい鼻のTゾーンは、少し塗る量を控えめにする工夫をしてもよいでしょう。1~2か月の間、効果が実感できるまで続けてください」
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