ラウドネス、入国拒否で米ツアー中止 なぜ日本のバンドが対象に?

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「コンサートには、事前にビザ取得が必要」

   一方、共同通信がラウドネス所属事務所の説明として報じたところによると、これまでは主催者の招待状があれば入国できたため、今回も同じ段取りで入国しようとしたが、シカゴの入管で「コンサートをする以上、ビザが必要」と指摘された。可能ならば、仕切り直しをして、改めてツアーを行いたいという。

   所属事務所のカタナミュージックにJ-CASTニュースが4月20日に取材しようとしたが、同日中には電話がつながらなかった。

   入国拒否の理由はよく分からない部分もあるが、ビザ取得の支援サービスを行っているイデア・パートナーズ法律事務所では、広報担当者が次のように取材に話した。

「米国内でコンサートを行う場合は、事前にビザ取得が必要です。これまでは、入国審査官に聞かれずに入国できたものの、今回は、聞かれて拒否された可能性があります。トランプ政権から厳しく見られる傾向になっていますが、厳しい審査官にたまたま当たったのかもしれません。いずれにせよ、これまでは幸いにして入国できたということだと思います」

   トランプ政権は、携帯電話やSNSのパスワードなどの個人情報までチェックする方針だとも、4月に入って一部で報じられた。イデア・パートナーズ法律事務所では、この点について、次のように言う。

「個人情報のチェックは、以前から行われています。審査官から入国理由を疑われ、別室に呼ばれたときなどです。トランプ政権になってこうしたことが増える可能性はありますが、ビジネス出張では、事前にビザを取っておけばスムーズです。観光や旅行でも、誤解を避けようと滞在先などでウソをつくことはダメで、こうしたことを守れば入国できると思います」
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