愉快犯的な犯行のケースも十分に考えられる、との見方も
J-CASTニュースは4月20日、志村さんの所属事務所に警察に「被害届け」を出したのかどうかを取材したが、応答した女性は「発表の通りです」と回答。より詳しいことを尋ねようとすると、
「本日は担当者が終日外出していますので、お答えすることはできません」
と話した。
また、ITコンサルタント企業「チェックフィールド」(東京都文京区)の代表取締役で、サイバーセキュリティー問題に詳しい目代(もくだい)純平氏は取材に対し、「今回の件が『乗っ取り』かどうかは分かりませんが...」と前置きした上で、
「最近、ツイッターやフェイスブックといったSNSの『乗っ取り』被害が急増していることは確かです。特に、中国など海外からの不正アクセスが多く、乗っ取ったアカウントで勝手に『広告』を出すケースが目立ちます」
と話す。その上で、「誰がアカウントを乗っ取ったのかを検証するのは、事実上不可能に近いのが現状です」とも指摘した。
また、ネット上では今回の事務所発表について、「事務所の担当者が投稿を発見した後すぐに問題の画像を削除できた」ことを不思議がる声が目立つが、目代氏は、
「乗っ取り犯が必ずパスワードを変更して、アカウントのアクセス権を奪うとは言い切れません。パスワードが変更されていなければ、不正ログインに気付いた段階で対応することが可能です」
と説明。続けて、今回のケースでは愉快犯的な犯行のケースも十分に考えられるとして、
「仮に愉快犯であれば、なおさら乗っ取り犯がパスワードを変更していなくても不思議ではありません」
とも話していた。
志村さん側は今回の一件を受け、インスタグラムのアカウント名を変更している。アカウント名変更後の19日深夜の投稿では、
「私のアカウントに不正アクセスがあったらしく何者かに投稿されていました。名前を変えました! 気をつけます ごめん」
と騒動について謝罪している。