1年前にもあった「偽サイン」騒動
ただ、中には「万が一真作出なかった場合は返品をお受けいたします」(原文ママ)とことわる出品者もいた。ヤフーオークション側も「当社は、本サービスに出品される商品等の品質、安全性または適法性について一切保証しません」とガイドラインに明記している。最後は、自分の目で真贋を確かめる他ないようだ。
「古書店や専門ショップで鑑定・買い取り・販売してもらえる直筆サインを、なぜわざわざオークションサイトで買い求めるのか」「偽物をつかまされるリスクが高すぎる」――そう考える向きも多いのか、事務所のコメント発表をうけ、ツイッターユーザーは
「本物と思って落札するファンって一体...」
「ガチ勢はそんな信憑性低いサインなど買わない気がする」
と買い手への疑問の声を寄せた。
しかし、オークションサイトに出品された有名漫画家の偽サインは、1年前にも話題に上ったばかり。
鳥山明、石ノ森章太郎、松本零士、北条司といったビッグネームの、一目で贋作と分かる「直筆サイン入り色紙」が、何万円もの値段で売れ、出品者が高く評価される現象にネットでツッコミが当時、相次いだ。