宮城県大崎市で2017年4月19日朝、市内全域の防災行政無線で誤った「ミサイル発射情報」が流れた。複数の報道によると、「ミサイルが着弾する可能性がある」と避難を呼びかける内容だったという。北朝鮮を発端とした東アジア情勢の緊張関係の高まりを受け、市職員がJアラート(全国瞬時警報システム)の試験を行った際、誤って外部に放送したと市は説明している。
市の発表によると、放送が流れたのは19日8時28分ごろ。職員は当時、防災行政無線を内部のみに流れる「試験モード」で作業していた。5分間経過すると自動的に、市内全域に一斉放送される「通常モード」に切り替わるように設定されていたが、職員は気付かないまま「試験モード」と誤認していたという。
市は「今後このようなことが二度と起きないよう再発防止に努めてまいります」としている。