子どもの骨が危ない 牛乳20年前と比べ2割減

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「ビタミンD」「ビタミンK2」は先輩ママも認知度低く

   子どもの骨の成長に必要だと思う栄養素を聞いたところ、骨の材料となる「カルシウム」は先輩ママ、現代ママともに8割の認知がある一方、「カルシウム」を骨に吸収させやすくする「ビタミンD」や、「カルシウム」を骨に沈着させる「ビタミンK2」は認知が不足していた。「ビタミンK2」については先輩ママ、現代ママともに、健康な骨づくりに必要な栄養素であるという認知率がわずか9%しかなかった。

   現代ママでは、子どもの骨の成長に必要な栄養素の理解は、先輩ママと比べ低下しており9~15%の差があることが明らかになった。

   今回の調査で、子どもの成長に必要な栄養素の摂取不足や理解不足がある実情が浮かんだ。近年、子どもの骨折が増えており、独立行政法人・日本スポーツ振興センター「学校の管理下の災害」によると、40年前の約2.5倍、20年前の約2倍に増加している。

   「コツコツ骨ラボ」のメンバーで、原宿リハビリテーション病院の林泰史名誉院長は「将来、骨粗鬆症などの病気を防ぐためにも、子どもの頃から「カルシウム」「ビタミンD」「ビタミンK2」の「骨のゴールデン・トライアングル」を日々の食生活の中で積極的に摂ることが大切。ライフスタイルの変化でお母さんたちが忙しく過ごす現代では、栄養素入りのドリンクやシリアルなどの食品を組み合わせるなど、上手に工夫することで丈夫な骨づくりを心掛けましょう」と話している。

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