ナイジェリアで髄膜炎が爆発的流行 489人死亡

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   世界保健機関(WHO)はこのほど、西アフリカのナイジェリアでC型髄膜炎が流行しており、その抑制のための活動を展開中であることを明らかにした。

    髄膜炎は、脳膜炎、脳脊髄膜炎とも。ウイルスや細菌など微生物感染による。炎症の部位によっては生命にも危険が及ぶ。サハラ砂漠以南のアフリカ26か国は「髄膜炎地帯」とされる。

サハラ以南26か国は多発地帯

   WHOの2017年4月13日の発表によると、ナイジェリアでは今年初めから髄膜炎とみられる症例が4637件報告されており、489人が死亡した。同国では13年に初の症例が見つかった。

   WHOのワクチン供給国際調整グループは対策として、50万人のワクチンを同国向けに供給している。ナイジェリアで09年、A型髄膜炎が大流行。5万5000人の患者が発生し2500人が死亡した。

    髄膜炎は子どもに多くみられるが、大人でも発症する。風邪などに似た症状のほか、発熱や頭痛、首の硬直などがあらわれる。

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