やばい!大迫ボストンマラソン3位 「最近の日本選手とまったく違う」終盤

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めずらしくプロが次々と賛辞

   レース結果は、1位のジェフリー・キルイ(ケニア)が2時間9分37秒、2位のリオデジャネイロ五輪銅メダリスト、ゲーレン・ラップ(米国)は2時間9分58秒で、大迫はそれに続く2時間10分28秒の3位。トップと51秒差だった。120年以上の歴史ある大会で、日本人として1987年に優勝した瀬古利彦以来30年ぶりに表彰台に立った。

   元陸上400メートルハードル選手で05年世界陸上銅メダリストの為末大さんは4月18日、ツイッターで大迫について「適正もばっちり」と喜んだ。さらに、日本陸上競技連盟女子長距離マラソン強化部長の金哲彦氏(53)も同日、フェイスブックで賛辞を贈った。

「タイムは2時間10分28秒です。タイムだけで比較すると、国内レースより劣ると思うかもしれません。しかし、2時間3分、4分のベストタイムを持つアフリカ勢やリオ五輪のメダリストたちとほぼ互角に闘い振り切った走力。ペースメーカーもなく、20度近くになった気温、アップダウンの多いボストンのタフなコースなど、数々の不利な条件を考えると、殻を破れなかった最近の日本選手とは、まったく違う素晴らしいレース内容でした」

   大迫は早稲田大学時代、4年連続で箱根駅伝を走った。卒業して14年4月に日清食品グループに入社したが、15年3月に退職して渡米、ナイキがつくった陸上選手強化のチーム、ナイキ・オレゴン・プロジェクトに加入。前出ボストン・マラソン2位のラップら多くのトップ選手も所属しており、スピード重視の練習をしてきたという。

   日本男子マラソン界は低迷期が続き、箱根駅伝の盛り上がりとは裏腹に「箱根出身のランナーはマラソンで活躍できない」との見方もあったが、今後に大きな期待を持たせる結果となった。

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