元横綱・曙の入院は「蜂窩織炎」 患部腫れあがり歩けなくなる痛み

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足を心臓の位置より高くして安静に

   もちろん力士に限らない。記者の兄も2007年に蜂窩織炎と診断され、入院した。最初に自宅で左足に痛みを覚えて、病院で治療を受けた。投薬により一時治まったかに見えたが、今度は右足首に感染して入院するしかなくなった。炎症はあっという間に広がり、歩行不能になるほどの激痛、そして40度近くの高熱が2日間続いたという。

   入院中は、足の下に枕を置いて、足を心臓の位置より高くして安静にしていたという。あわせて、腫れた個所を冷やし続けた。点滴による抗生物質の投与は1日3回、規則正しく行われたという。先述の五本木クリニックのサイトによると、こうした治療で通常は2週間前後で快方に向かうようだ。ただ記者の兄は、退院後も、投薬や「足を高くして寝る」をしばらく続けた。結局最後まで、はっきりした原因は分からずじまいだった。

   ほかにインターネット上で公開されている蜂窩織炎の体験談を読んでも、足への激痛を語る内容は少なくない。曙を巡る報道で「救急搬送」とあった。この点、曙の所属団体は特に触れていないが、歩けないほどの痛みに襲われたとしたら、自力歩行ができずに救急車で運ばれたとしても不思議ではない。

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