キレイは「美肌菌」で手軽に手に入る 顔に住む数千万個の微生物の活用術

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【美と若さの新常識 自分力で手に入れる美肌】(NHKBS)2017年4月13日放送
美肌菌パワーがスゴイ メリットは保湿効果だけではない

   女性ならば誰でも憧れる美肌。美肌を手に入れるために高級化粧品の使う人は少なくないが、おカネをかけずに自分の力で手に入れる方法がある。

   それは、お肌に住んでいる「美肌菌」を育てるというもの。「ヤダ~、バイ菌!?」と眉をひそめたアナタ。お肌本来が持つ「自分力」を生かすキレイの新常識だそうですよ。

  • 顔の中に住んでいる「美肌菌」
    顔の中に住んでいる「美肌菌」
  • 顔の中に住んでいる「美肌菌」

グリセリンを分泌し、お肌にいいことばかりする

   番組の冒頭、MCのお笑いコンビ・フットボールアワーの後藤輝基がゲストたちに聞いた。

「みなさん、そもそも美肌とは何でしょうか? 番組では、こう定義しました」

   そして、お肌に以下の5つの条件がそろっていることとした。

   (1)うるおいがある。

   (2)毛穴が目立たない。

   (3)キメが整っている。

   (4)なりと弾力がある。

   (5)シミが目立たない。

   この日のゲストは、美容家のIKKO(イッコ)、お笑い女性芸人のキンタロウ、フリーアナウンサーの高橋真麻。一同、大いにうなずいた。

MCの後藤輝基「この条件を完璧にクリアすることは難しいですね。おカネがかかります。IKKOさんはいくらくらいかけているの?」
IKKO「あたし、350万円くらいかしら」
キンタロウ&高橋真麻「(絶叫して)ええっ、そんなに!」
IKKO「フフフ、これでもプロの美容家よ」
MCの後藤輝基「普通の人は、IKKOさんのように高級化粧品におカネをかけられませんね。そこで、自分の力で安く美肌を手に入れる方法があるのです。それは顔の中にいるバイ菌、『美肌菌』を使うのです」

   「美肌菌」とは何か? 実は、私たちの顔だけでも5~7種類、数にして1000万~10億に及ぶ菌が住んでいる。そんな肌に存在する菌を総称して「皮膚常在菌と呼ぶ。これまで雑菌として見過ごされてきた皮膚常在菌の中に、肌に美しさをもたらしてくれる菌がいることが判明した。それが「エピデルミディス」、日本語では「表皮ブドウ球菌」(美肌菌)という。この表皮ブドウ球菌には、グリセリンを分泌し、肌を保護して水分を保ってくれる働きがある。

MCの後藤輝基「このグリセリン、耳にした覚えがある方も多いのでは? 皆さんが普段使っている化粧品の原料に使われている代表的な保湿成分がグリセリンです。つまり、美肌菌にしっかり働いてもらえれば、化粧品と同じ効果が自動的に得られるというわけなんですよ」
キンタロウ&高橋真麻「知らなかった。素晴らしい!」

   しかも、美肌菌は表皮のすぐ下の角質の中に住んでいる。市販の化粧品は、角質層の外側のみに働きかけるが、美肌菌は角質層の中でグリセリンを分泌するため、より確実に肌のうるおいを保つ。美肌菌をしっかり育ててあげることで、肌内部からしっかりうるおうことができるわけだ。

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