ほかほかと湯気の立ち上る白いご飯に、よくかき混ぜた、ねばねばの納豆をだらり。茶碗に口をつけ、がっとかきこむ――思わずお腹が減ってくるそんな食べっぷりを披露したのは、ドラマ「孤独のグルメ」(テレビ東京など)で井之頭五郎役を演じる松重豊さんだ。
ところがその「ゴローちゃん」の食べ方をめぐり、一部から激しい「反論」が上がっている。いわく、「納豆を混ぜる前に、たれをかけるとは何事か」。はたして、正解はあるのか?
「混ぜる前に醤油入れちゃダメなのよ納豆は!」
ドラマの場面を確認してみよう。2017年4月15日放送のシーズン6・第2話で、朝食のため五郎が足を踏み入れたのは、市場の小さな食堂だ。
ごはんのおかわりを頼んだ五郎は、やおら袖まくりして、醤油を納豆に垂らすと、「納豆は混ぜたら混ぜただけ答えてくれる」――と内心つぶやきながら、真剣な面持ちでかき混ぜ始める。出来上がった納豆ごはんを口に頬張り、ご満悦の表情で、「白飯と相思相愛、しっかり仕事する納豆は、朝飯に欠かせない名脇役だ」。
ところがこの食べ方に、視聴者からは、
「五郎さん、納豆を混ぜる前にしょうゆかけてるよ」
「私たちは分かり合えないw」
「混ぜる前に醤油入れちゃダメなのよ納豆は!」
といったつぶやきが少なからず上がった。