韓国の検察は2017年4月17日、サムスングループから巨額の賄賂を受け取った疑いなどで、朴槿恵(パク・クネ)前大統領を起訴した。聯合ニュースなどが報じた。
朴被告は、親友の崔順実(チェ・スンシル)被告と共謀し、在任期間中にサムスングループから298億ウォン(約28億円)の賄賂を受け取った疑いや、崔被告に国家機密文書を流出させた疑いなどが持たれている。最も重い収賄で有罪になれば、法定刑は懲役10年以上になる。
崔被告の国政介入事件は16年10月に浮上し、朴被告は同年12月に国会で弾劾訴追を受けた。その後、17年3月に憲法裁判所が大統領罷免を決定し、同月逮捕された。取り調べの中で、朴被告は容疑を否認している。
韓国大統領経験者の起訴は、全斗煥(チョン・ドゥファン)、盧泰愚(ノ・テウ)両氏に続き3人目。両氏はいずれも有罪が確定し、特赦されている。