「抱っこしながら作業するのが大変」
2歳の子を持つ36歳のママは「家事や買い物のときに歩いてくれず、抱っこしながら作業するのが大変」と弱音を吐露。2歳を筆頭に2人を育てている27歳のママは「下の子がまだ幼く、抱っこをする機会が多いので上の子も甘えて2人抱っこは珍しくない。2人で20キログラム近くあるので色んな部位に負担がかかる」と悲鳴をあげる。
科学技術系雑学サイトを主宰し「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)などテレビ番組にも多数出演し、技術者、雑学家、ムダサイエンティストを名乗る平林純さんは、ママたちのこうした仕事を数量化してこう述べる。
「1 日あたり20 分間抱っこしながら、赤ちゃんの体を2 秒に1 回10センチ上下させながらあやす(持ち上げて受け止める)」場合の『仕事量』を比較してみましょう。その場合の仕事量を単純に累積すると、1日分で子どもを120メートル持ち上げる仕事量と同じになります。さらに1 か月続けると『富士山頂まで持ち上げる』仕事量と同程度となります」
赤ちゃんをめぐる「仕事量」を3か月で考えると、ジェット機の飛行高度1万メートルを超えるという。