TV紹介の人気和菓子が「水信玄餅にソックリ」 意識したのか、店を直撃

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金精軒と味甘CLUBの回答は...

   J-CASTニュースが4月11日、金精軒に電話取材したところ、韮崎店(山梨県韮崎市)店長の小野充大さんは「『天使の涙』が水信玄餅に似ているという話は、お客様から当社に届いたメールで知っていました」と明かした。「許せないですよね?!」といった怒りのメールが多かったというが、小野さんは「事を荒立てる気はまったくありません。特に問題視もしていません」と穏やかだ。

「類似の食品が登場するのはよくあることです。水信玄餅は寒天と水、砂糖でできており、料理に明るい人ならレシピも想像できると思います。うちが水信玄餅を製造できなくなったり、うちの隣の店で販売されたりする事態になれば話は変わりますが、同様の水のゼリーが作られることに関しては何も言うことはありません」

   水信玄餅は2012年から夏季限定商品として毎年販売している。「30分もすれば水が染み出して形が崩れます」という程もろく管理が難しいため、1日10~20食しか提供しない。また、真似したような商品を他社が出している、といった報告メールは、3年ほど前から時折、届いているという。

   一方、「天使の涙」を提供する「味甘CLUB」は、水信玄餅を意識したのか。今回、J-CASTニュースは4月12日に店舗へ行き、店主の岸田安奈さんに話を聞いた。岸田さんは「お客様に言われて初めて水信玄餅を知りました。『水信玄餅ください』と注文される方もよくいらっしゃいます」という。ただ、「似ているとよく言われますが、真似をしたつもりはありませんし、それでももしかして金精軒さまに迷惑がかかっていないかと心配していました」とも話した。

   店を開いたのは2016年4月ごろで、ほぼ1人で切り盛りしている。「天使の涙」は「この店を開くために作ったメニュー」だが、人手もなく、作るのが追い付かないため1日80セット限定。スプーンで押すとプルプルと揺れ、食感も弾力がある。海藻の粉だが、寒天ではないという。30分ほど経っても水が染み出すことはなかった。

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