「ええ、まったくのイタズラでした」――横浜市営地下鉄の蒔田駅(横浜市南区)の担当者は2017年4月15日夕方、J-CASTニュースの取材にこう答えた。
というのも15日午前、蒔田駅では、多数の消防車などが駆けつける騒ぎがあったのだ。駆け付けた消防隊員は、総勢120人にも及んだという。あまりに悪質なイタズラ騒動の顛末は。
一時は情報が乱れ飛ぶが...
駅担当者によれば、119番通報が消防署に寄せられたのは、午前9時20分頃。駅で液体がまかれ、「60人程度の旅客が倒れた」という内容だ。
ただちに消防車などが現場には駆け付け、一帯は騒然となった。ツイッターなどでも居合わせた人たちが、
「なんかあったの!?おまわりさんすごい!」
「レスキュー隊も出動してる。何があった?」
「蒔田駅毒物ってなに救急車と消防車すごいんだけど、、」
と相次いで投稿、さまざまな憶測なども入り混じり、ツイッターの発言件数を集計するYahoo!リアルタイム検索でも、一時「蒔田駅」が上位に入った。
不審物はいっさい見つからず
だが、問い合わせを受けた駅は戸惑うしかなかった。駅では、そんな事件は一切起こっていなかったからだ。念のため、駅の構内の調査も行われたが、不審物の類は一切見つからず。結局119は虚報、性質の悪いイタズラと判断された。
駅担当者によれば幸い、運行などへの影響は出なかったという。