保護者同士でも信用できない 「見守り役」が容疑者だった女児殺害事件の深刻

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「見守り活動は廃止できません」

   事件を機に保護者会やPTA全体にまで動揺が広がっている状況に対し、千葉県PTA連絡協議会の事務局長は「子どもの健全育成のために一生懸命取り組む保護者はたくさんいます。その方々への信頼が揺らぐことはあってはなりません」と危機感を募らせている。

   保護者会やPTAへの不信感が増しつつある状況だが、信頼回復について「特効薬はありません」としてこう話す。

「事件があったからというだけで、通学路の見守り活動は廃止できません。萎縮せず、これまでの活動を地道に続けていくしかないと思います。ただ、もっと保護者会のメンバー同士や学校職員、地域住民の方々とも密なコミュニケーションを取り、お互いによく知る関係をもっと構築していく必要があるでしょう。」

   渋谷容疑者が会長に就いたのは、フルタイムで働く保護者が多い中で、見守りをはじめ毎日の活動をこなせる人がなかなかいなかったからではないかとの報道もある。こうした会長選任方法が事実だとしたら、問題はなかったかを尋ねると、「学校ごとに事情が違うので何とも言えませんが、PTAの中には、集まって話し合い、人物を把握した上で互選するところもあります」と話していた。

   なお、14日午後の時点で同協議会には、小学校の児童を持つ保護者からの問い合わせや苦情などはないという。

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