米国防総省は、アフガニスタン駐留米軍がイスラム過激派組織ISに対して、大規模爆風爆弾(MOAB)を使用したことを、2017年4月13日発表した。
攻撃は現地時間で13日の19時32分、アフガニスタンのアチン地区の地下に作られたISのトンネル施設に対して行われた。
FOX NEWSなどの海外メディアによると、MOABは、米軍が保有する核兵器を除いた通常兵器では最大のもので、08年に実戦配備されて以降、初めての実戦使用となった。強力な爆風で地下トンネルなどの構造物を破壊できる。
同軍のジョン・ニコルソン司令官は、「劣勢になったISは即席の爆発装置や地下壕、トンネルを使って防御を固めている。それらを排除し、こちらの攻勢に弾みをつけるためにも(MOABの使用は)適切な選択だ」と、国防総省発表の声明文中で説明した。