ゲームの裏ワザや分解・改造テクニックといった情報を30年以上にわたって紹介してきた月刊誌『ゲームラボ』(三才ブックス)が、2017年5月16日発売の6月号をもって休刊する。
1985年の創刊時から一貫して、ゲームやパソコンにまつわる「ウラ情報」ばかりを扱ってきた同誌。コアなファンが多く、ツイッターには「1つの時代が終わった」などと休刊を惜しむ声が相次いでいる。
編集長「部数はかなり落ちていた」
1985年に『バックアップ活用テクニック』として創刊。その後、雑誌のコンセプトはそのままに、94年に現在の『ゲームラボ』へと誌名を変えた。
家庭用ゲームの草分け期から、ゲームの裏ワザや改造情報などマニアックな情報を紹介してきた。また、成人向けゲームや同人誌といったジャンルにも強く、コアなゲームファンを中心に支持された。そんな同誌の休刊を受け、ツイッターやネット掲示板には、
「1つの時代が終わったんだな」
「中高の頃はよく買ってたなぁ... マニアックな情報とか改造特集とか好きだったな」
「ディープな内容だっただけに惜しい」
「アングラ情報はネットには勝てんよなあ」
などと惜しむ声や懐かしむ声が相次いでいる。
『ゲームラボ』編集長は17年4月14日のJ-CASTニュースの取材に対し、休刊の理由について、「ピーク時と比べると、部数はかなり落ちていた」と説明。部数減による収益の悪化が、休刊の直接的な要因となったとみられる。
再刊の予定など「雑誌の今後」について編集長は、
「編集部のやる気はあるのですが・・・。周りが許してさえくれればいつでもやりたい」
と笑いながら話していた。