有料駐輪場の自転車が「撤去された」 そんな「被害」がネットで話題

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   自転車の前輪をロックする形で駐輪できる有料駐輪場が満車だった場合に、他人の車輪のロックを外し移動して、代わりに自分の自転車を駐輪する――そんな被害が福岡市で増えているそうだ、と西日本新聞(本社・福岡市)の記者(デスク)コラムが伝え、話題となっている。

   駐輪場の支払いが2倍になっても自分の駐輪場所を確保する、という手法で、移動された自転車は回収業者が放置自転車として撤去しているという。市の担当者らに話を聞いた。

  • 有料駐輪場も安心できない?(写真はイメージ)
    有料駐輪場も安心できない?(写真はイメージ)
  • 有料駐輪場も安心できない?(写真はイメージ)

他人の自転車のロックを外し自分の自転車と入れ替える

   西日本新聞が2017年4月7日にネット配信した署名コラムによれば、福岡市が管理する有料駐輪場に止めていた自転車が、放置自転車として撤去されてしまったそうで、「私はきちんと駐輪したのになぜ?」と、撤去された自転車を受け取る際に主張すると、「実はそうした被害が増えていると教えてくれた」。撤去された場合は取り戻すのに2500円の支払いが必要で、「迷惑な話ではないか」と綴っている。各レーンに前輪が自動ロックされ、外すのに100円が必要な機械式の有料駐輪場で起こっていて、先に止めてある他人の車輪のロックを外し、自分の自転車と入れ替えてしまうのだという。

   このコラム記事にネット上では大騒ぎになり、

「まず他人の自転車をロック外して、どかすという発想がない」
「遠いからチャリで来るんだぞ。家に戻るわけにも行かないし、そこらに放置したら撤去される。そう考えたら100円出して他のを退ける」
「自分以外の人間でもラックの番号を入力さえすれば (時間内ならタダで)ロックが解除されることに気づいていないんだよな」

などといった議論が起こった。機械式の有料駐輪場は人目に付く場所にあることが多く、普通はなかなかこうしたことはできないため、これは福岡市ならではの案件なのではないのか、と特別視する人もいた。

   同市では本当にこんな事が増えているのか、J-CASTニュースが4月10日、市の自転車課に取材したところ、少なくともここ半年間は有料駐輪場に関する苦情が来た記憶はないと回答した。

姉妹サイト