野田幹事長「空白区が生じるような事態になれば、空白区は埋めていく」
蓮舫氏は、党内のガバナンスについて「今回のことを契機にもう一度考えたい」とも話した。ガバナンスとも関係しそうなのが、蓮舫氏の衆院くら替え問題だ。現在は参院議員の蓮舫氏は、衆院議員が代表を務めるのが望ましいとして、次期衆院選での「くら替え」をたびたび表明している。
長島氏をめぐっては、4月11日の常任幹事会で、「重大な反党行為」だとして離党届を受理せず、最も重い除籍(除名)処分にする方針を決めている。今後、党倫理委員会から答申を得て正式決定する。
長島氏から離党届を渡された野田佳彦幹事長は4月10日の記者会見で、
「空白区が生じるような事態になれば、空白区は埋めていく」
と長島氏に伝えたことを明らかにしている。これは、長島氏の選挙区の東京21区に民進党から「刺客候補」を擁立することを意味する。
蓮舫氏は13日の会見で、東京21区から出馬する可能性について問われ、
「一般論としては、空白区は埋めていく。当然のことだ。その作業を選対委員長にはすでにお願いしてある。具体的にどうするかという話は、まだここでお話しできる段階ではない」
と含みを残していた。