民進党「特にコメントはありません」
スタンプをひとつひとつ指さしながら説明してくれた足立議員だが、「二重基準」の図柄のところに来ると、少し表情が真面目になった。
「二重基準(ダブスタ)だけはね、政治家としては絶対にあかんと思うんですよ。だからこのスタンプは気合入れて作ってもらいました。人を攻撃するときの基準と、自分を守るときの基準が違うようでは、国民は信じてくれない。民進もそうだし、僕に言わせれば今や小池(百合子)都知事も、豊洲問題で最近二重基準になってますね」
毒舌の話題ばかりが先行しがちだが、本人としては、これまでの「古い=ゆるい政治」のあり方を変え、緊張感ある新しい政治を作っていくのが目標だという。
「今までの野党って攻撃を受けない、ゆるい世界で生きてきたわけだけど、小選挙区制では1回の選挙で政権が入れ替わることもあるわけだから。これからの野党は甘えてたらあかんわけです。もちろん維新自身も含めて、与党も野党もしっかりと鍛えて、政治全体を鍛えていかないと」
そう語ったかと思えば、「早くしないと、民進党なくなっちゃいそうやから(笑)。失礼だけど、スタンプが売れるまではがんばってもらわないとね」と、いつもの足立節も。
なおスタンプについて、念のため民進党に問い合わせてみたところ、「特にコメントはありません」(役員室)とのことだった。