日本維新の会・足立康史衆院議員(51)といえば、民進党への激しい攻撃で、良くも悪くも有名人だ。国会の場で民進党を「アホ、バカ」と罵倒、自らも名乗るところの「ヤジの帝王」、あるいは「維新のトランプ」などの異名を奉られている。
その足立議員が2017年4月12日、LINEスタンプを発売した。そこには、「ブーメラン」「レッテル貼り」など、どこかで聞いたようなフレーズが......。J-CASTニュースは、足立議員本人を直撃、その「真意」を質した。
国会でも、LINEスタンプでも「削除要求」
「国会質疑でも議事録からの削除要求が来たのと同じようにね、スタンプも『削除要求』が来た(笑)。これはこれでありだなと、前向きに受け止めているところですよ」
11日、議員会館。足立議員は、おなじみの関西弁で記者の質問に答えた。
実はこのスタンプ、7日の発売を予定していたものの、LINE側の審査に引っかかってしまい、取材の時点ではまだ未発売だった。なにしろこのスタンプには、
「アホ、バカ、どうしようもないなぁ」
「ブーメラン」
「レッテル貼り!!」
「あげ足取りヤメテよ」
「猿芝居」
「二重基準 ダブスタはあかん!」
などなど、足立議員がこれまで繰り広げてきた、民進党への強烈な「毒舌」が満載なのだ(絵柄は全40種類。民進党がかかわるネタは8つ)。このうち、「アホ、バカ」が問題視され、「削除要求」が来てしまった。
「でもね、それ消すくらいやったら、もう(スタンプの発売自体)やめるって、LINEと押し問答してね」
結局、「アホ」「バカ」の文字の一部を修正で隠す形で、なんとか再審査に。こだわったのは、この言葉が足立議員の「出世作」だからだ。