「鷹揚祭」って何? ICU学園祭の「新『正式名称』」で混乱

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   「ICU祭」として親しまれている国際基督教大学(ICU、東京都三鷹市)の学園祭の名称が新しくなるとして、騒ぎが広がっている。新たな名前は「鷹揚(おうよう)祭」。ICUの学生にとっては寝耳に水だったようで、「ダサい」「読めない」といった困惑の声が続出した。

   実行委員会は公式サイトで「混乱を招いた」として陳謝。「『ICU祭』の名称はなくなりません」などと説明に追われている。

  • 名称をめぐる混乱を受け、実行委員会はウェブサイトに「お詫び」を掲載した
    名称をめぐる混乱を受け、実行委員会はウェブサイトに「お詫び」を掲載した
  • 名称をめぐる混乱を受け、実行委員会はウェブサイトに「お詫び」を掲載した

「三『鷹』市」「ゆったり」をイメージ

   ICU祭は毎年の実行委員会が運営方針を示し、署名で全学生の過半数の賛成を得ることで開催できるようになる。17年度は4月6日に署名が行われたが、そこでは活動方針以外に「2017年度大学祭正式名称について」と題した文書が示された。この文書では、

「今年度の大学祭は、ICU祭運営方針署名において承認されたのち、『鷹揚祭(おうようさい)』という正式名称のもと開催される予定です」

と名称変更が決定事項のように書かれていた。

   「鷹揚」の意味は、「鷹が空を飛揚するように、何物も恐れず悠然としていること」「ゆったりと落ち着いていること。大様」(広辞苑第6版)。こういったことを念頭に、新名称の趣旨が

「1万3000人を超える来場者を誇る三『鷹』市の一大イベントとしての側面、そしてICUの『ゆったり』としていて美しい緑に包まれたキャンパスや、学生がそれぞれの分野で『自由』に活躍できる環境を表現しています」

などとロゴつきで説明された。

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