主演映画の舞台あいさつで「別に...」と発言したことで過去に猛バッシングを浴びた女優の沢尻エリカさん(31)の悪態が、騒動から10年近くが経った今「再評価」されている。
沢尻さんは2017年4月11日放送のバラエティー番組で、SNSで誹謗中傷を送るユーザーに対し「お前が死ねよ」と発言。この「超ドS」な一言に、視聴者からは「エリカ様カッコイイ!」「私もこれくらい強くなりたい」といった声がネット上に相次いでいるのだ。
「お前が死ねよみたいな...」
沢尻さんの「死ねよ」発言は、「踊る踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)で飛び出した。番組では、ツイッターなどSNSでの「悪口」がスタジオで話題になった。番組司会の明石家さんまさん(61)から、「(悪口には)もう馴れてるやろ?」と振られた沢尻さんは、
「全然何とも思わないです」
とキッパリ。続けて飛んだ「どんな悪口書かれていても気にしないの?」との質問に対しても、
「もう全然。『死ねばいいのに』とか(書かれても)、お前が死ねよみたいな...」
とドスの利いた低い声色でポツリ。
このストレートな発言にスタジオは大爆笑。出演者からは「かっこいい!」「エリカ様降臨!」といった歓声が上がり、沢尻さんは手で口元を隠して照れ笑いを浮かべていた。
沢尻さんの「死ねよ」発言は視聴者からも好評のようで、ツイッターには放送中から、
「最強にかっこいい」
「私もこれくらい強くなりたい」
「ハッキリ言ってくれて、爽快」
といった投稿が相次いだ。
「エリカ様はこうでなくちゃ」
沢尻さんといえば、2007年9月に行われた主演映画『クローズド・ノート』の舞台あいさつで、女性アナウンサーからの質問に終始「別に...」と不機嫌そうに答えたことで猛バッシングを浴びた過去がある。当時のネット上では、
「何様のつもりだよ」
「ファンだったのが恥ずかしい」
といった手厳しい書き込みが殺到。さらには、和田アキ子さんやコラムニストの勝谷誠彦さんも出演番組で「殴ったろか」「シメてやる」などと痛烈に批判。こうした動きを受け、沢尻さんは公式ウェブサイト上に謝罪文を掲載していた。
このように、約10年前は「猛批判」を浴びていた沢尻さんの態度も、今となってはある種の「キャラクター」として定着したようだ。実際、今回の番組では出演者から、沢尻さんの「ドS」な発言を期待する「イジリ」も出ていた。
ネットユーザーの間でもこうした「エリカ様」のキャラクターは定着しつつあるようで、今回の「死ねよ」発言をめぐっては、
「エリカ様はこうでなくちゃ」
「最近すっかり丸くなったような気がしたけどいつものエリカ様で安心しました」
「エリカ様はこれくらい尖ってないとダメだよ」
といった反応も目立った。