米国務長官、北朝鮮に「警告」 空母の運用にも動き

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核戦力強化は「全く正しかった」

   北朝鮮は建国記念日にあたる16年9月9日に5回目の核実験を行っている。17年4月11日は、北朝鮮の国会に相当する最高人民会議が開会する予定で、こういった「節目」に6回目の核実験に踏み切る可能性もある。

   北朝鮮はアメリカの対応に反発を強めている。北朝鮮の外務省は4月8日、国営メディアを通じて声明を発表し、シリアへの空爆を

「主権国家に対する明々白々とした侵略行為であって絶対に容認されない」

などと非難。爆撃が北朝鮮への「警告」だとの見方があることについても、

「それに驚くわれわれではない」

と一蹴し、以下のように核武装の正当性を改めて主張した。

「核戦力を中枢とする無尽強大なわれわれの軍事力は、米国の破廉恥な強権と専横、侵略策動を粉砕して国の自主権と民族の生存権を守る正義の霊剣となっている。こんにちの現実は、力にはただ力で立ち向かうべきであり、核戦力を非常に強化してきたわれわれの選択が全く正しかったということを実証している」

   この声明が出たのはティラーソン氏の発言の前で、今回の発言を受けて北朝鮮がさらに態度を硬化させる可能性がある。北朝鮮の国営メディアは3月7日、6日に行ったミサイルの発射実験は「有事の際、在日米帝侵略軍基地を打撃する任務を受け持っている」部隊が行ったと説明しており、有事の際は日本にも影響が及ぶ可能性が高い。

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