将棋界に救世主が登場 14歳の天才児11連勝

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   スマホ事件の大騒ぎでイメージダウンした将棋界にとんでもない天才棋士が出現した。

   中学生の藤井総太クン、愛知県の中学三年生、四段、デビューから11連勝の新記録。「考えるスポーツ」に新時代の到来である。

  • 藤井四段が11連勝。羽生世代以来の将棋界の旋風か
    藤井四段が11連勝。羽生世代以来の将棋界の旋風か
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かつての天才少年を下す

   「自分の今の実力からすると、望外の結果です。素直にうれしく思っています」

   藤井クンは新記録の後、喜びをそう言い表した。「望外」との表現は、とても中学生とは思えないもので、落ち着いた語り口に魅力を感じたファンは多かったと思う。

   その対局は2017年4月4日、大阪での王将戦予選。先輩の七段を破って21年ぶりに記録を塗り替えた。

   彼が注目を集めたきっかけは21世紀生まれの初のプロ棋士になったことだった。デビューは昨年12月、かつて天才少年といわれた九段の加藤一二三(77歳)。「最年長vs最年少」と話題になり、14歳が勝った。そこからの無敗街道である。

   将棋は古くから新聞に掲載されている。独自のスペースを持ち、棋譜の解説記事は、戦いの妙が素晴らしく、多くの読者に支持されてきた。

「考えるスポーツ」

   そうも言われている。勝負を決するところから大義の意味でスポーツともいえるからだ。

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