リコール対象だったが、「ガス漏れはごくまれ」
「まずボンベの部分を覆うように大きな鉄板を置いたことが危険です。ボンベは2台とも、並べたコンロの外側に位置していましたが、コンロを並べるのがそもそもまずいと思います。さらに、離れたところにいた学生2人の話によりますと、破裂したコンロの五徳が上下逆さまに置いてあったかもしれないということです」
もし五徳が逆さまなら、鉄板とボンベの部分が近くなって、過熱の危険は大きくなる。
一方、今回破裂したボンベは、微量のガスが漏れる可能性があるとして日本瓦斯が1月から自主回収している「RFカセットボンベ」であることが分かった。広報担当者が4月6日、「リコール対象のボンベだと警察から聞いています」と取材に答えた。
ただ、漏れるのはごくまれなため、それが原因である可能性は低いのではないかと言う。使い方の誤りで破裂するケースがかなり多いとして、今回についても、大きな鉄板の下でボンベが過熱して破裂した可能性があるのではないかとしている。日本瓦斯では、製品のボンベについて、大きな鉄板を使ったり2台並べたりすることについて、使用上の注意で危険性を警告している。