演歌歌手の美川憲一さん(70)が、テレビで自身の性別について「男だよ!」と明言したことが話題となっている。
2017年4月5日放送の情報番組「バイキング」(フジテレビ系)に出演した美川さんは、MCを務める坂上忍さん(49)から「よく分かってないんですけど...」と性別について疑問を投げかけられた。
幼少時から母親の化粧品を愛用
今回「芸能界のご意見番」として、俳優の梅沢富美男さん(66)と歌手の和田アキ子さん(66)とともにゲスト出演した美川さんは、「当時(6歳)から母の化粧品を使用」「初恋の相手は女性だった」などと明かした。
この告白に、和田さんは爆笑。
「いいんですか?そんな、初恋の相手は女性だったって。初恋の相手は男子だから女性でしょう、6歳だと」
と指摘すると、坂上さんも「僕も、そこらへんちょっとよく分かってないんですけど」と疑念をぶつけた。
幼いころ、鏡台から母親の化粧クリームを拝借して自身の顔に塗り込み、「しょっちゅう鏡を見て」いたという。それにもかかわらず、「初恋の相手は女性」だったことにスタジオの共演者は納得がいかない様子。
すると、痺れを切らした坂上さんが、
「トイレどっち入るんですか?」
と問題の核心に触れるも、美川さんは
「男に決まってんでしょう」
と即答した。なおも「美川さんの存在がいまいちちょっと...」と食い下がる坂上さんに対し、
「男だよ!」
と、普段より低い声で一蹴。さらに勢いづいたのか、
「童貞失ったのは――」
と初体験が17歳だったことを打ち明けた。お相手の性別は話題にのぼらなかった。
「ずっと女だと思ってた」
美川さんといえば、きらびやかな衣装を身にまとい、顔には化粧を施している。所作や言葉づかいの節々にも女性らしさが目立つ。この日の衣装は、刺繍があしらわれたスカジャンにモノクロのヒョウ柄インナー、紺のボトムスだったが、右手の薬指には大ぶりの飾りがついた指輪をし、爪にはネイルカラーを塗っているように見える。
その中性的な存在から、性別を疑問に思う声は以前からあり、実際、放送を見た視聴者の中には
「美川憲一って男なのか! ずっと女だと思ってた」
「美川憲一って男なのw」
「え...美川憲一ってオネエじゃないのか...」
「美川憲一が女なのか男なのか分からなくなってきた」
と戸惑う声が散見される。
美川さんは、1965年に「だけどだけどだけど」でデビュー。過去のジャケット写真を見比べるかぎりでは、頬紅をつけるなど「女性らしさ」を感じさせる化粧になったのは1983年発売の「釜山港へ帰れ」頃からのようだ。